土銀@SNOW WORLD
白い雪に掻き消されてしまうかと思った。
この雪がお前を連れて行ってしまうかと。
それ程に、銀時の姿は白い世界に似合いすぎていた。
雪が白すぎて、土方の黒髪が、恐ろしいほどの存在感を放つ。
俺の目を捉えて逸らさせない、何にも負けない、強い命が其処に居た。
「なぁ、」「おい」
同時に呼び合った。話す事なんかないけど。
目の前に居るのは
この銀世界で唯一の
温もりを持つ者
堪らない感情がこみ上げてくる。真白な零度の世界で、胸だけが熱くなる。
「別にィ…。」「…何でもねぇよ。」
お前がそこに居る。
お前はそこに居る。
真っ白な俺の世界の中で、降り続く雪を支配する。
「寒いな。」
「当然だ。雪降ってんだから。」
「でも、まァ、じっくり雪を眺めんのも、たまにゃいいか。」
「まぁな。悪くァねーな。」
俺が眺めているのは、雪を支配するお前だけど。
公様よりショートVer.の土銀を頂きました!
どれほど感動したかは私の阿呆な脳では、完結には言い表せません・・・!
読んで下さった方ならこの気持ち分かって頂けるかと・・っ!
まさに土銀これぞ土銀!と思いました。ありがとうございます!
ギフトトップへ戻る